賃貸で部屋を借りるときの費用。
不透明な部分が多いのが現実です。
今回は後編ですが、この回は少しトリッキーな費用をご紹介します。
退去時清掃費
たまに「ハウスクリーニング代」や「退去時清掃費」等の名目の費用がかかることがあります。
これは自分が退去した後の部屋の清掃代をあらかじめ支払っておくというものです。
相場としては単身用で20,000円前後、ファミリータイプで50,000円ほどでしょうか。
これは退去時に支払いを渋ったりなどのトラブルを未然に防ぐためのもの。
ただ、ぶっちゃけこの費用が無い物件もあります。
それは入居時の敷金、礼金をこれに当てている場合です。
もし敷金、礼金があるのに清掃費も別で取られる場合は、一度交渉してみましょう。
あと、この清掃費は退去の時にどれだけ汚くしても良いというわけではありません。
前回の記事に書いたように故意過失で壁紙を汚してしまったり、部屋の中でタバコを吸って匂いを染み込ましたりした場合は追加で費用がかかるので要注意ですよ。
入居後サポート、各種クラブ会員
その他にも「24時間サポートサービス」や「◯◯クラブ会員費用」として入居時に20,000円ほど支払わされるケースもあります。
「24時間サポートサービス」はその名の通り入居後に何かあった場合、サービス会社が駆けつけて解決してくれるというもの。
鍵の紛失や水漏れとかですね。
このサービスは確かに無いよりはあった方がいいです。
ただ、基本的に何か起こった場合は管理会社が対応するべきですし(24時間ではないですが。)、24時間のサポートが欲しいという人にだけ付ければいいのにと思います。
これを付けている管理会社は基本的には強制で加入させるために、入居者さんの知らないところでしれっと費用を支払わせているのです。
もしこれが付いていて、自分には不要だと思ったら、無くしてもらうように言いましょう。
賃貸暮らし歴が13年の私は鍵の紛失はありませんし、夜中に水漏れが起こったこともありません。
「◯◯クラブ会員費用」というのは、管理会社が勝手に作っている入居者さん専用の会員制度。
「これに加入していれば◯◯のお店で5%オフ」などの特典が付いています。
ただ…
正直、これで会費の元を取るなんて無理な話です。
無くてもいいこの制度を作って加入させるくらいですから、管理会社やその関連会社のお金儲けに手を貸す必要はありません。
もしこの費用が組み込まれている場合は、あらかじめパンフレットなどで内容を確認して、不要だと感じたら無くしてもらうように交渉しましょう。
害虫駆除、その他清掃費
退去時清掃費とは別に「害虫駆除代」や「消臭抗菌代」などの費用もあります。
実際にどのような施工をしているか不明のものなのですが、よく聞くのは部屋の中心くらいに消臭スプレーを置いてイオンの力で抗菌施工をしたりするそうです。
お部屋の空気は基本的にハウスクリーニングの時点で綺麗にするものだと思いますが、よっぽと効果があるのでしょうか…。
これは少し珍しい名目ですが、もし費用に組み込まれているのであれば、詳しく内容を聞いて不要であれば取り除いてもらいましょう。
まとめ
賃貸にかかる費用は本当にわかりづらいものばかりです。
法律も絡んでくるので、言われたとおりに支払う方がほとんどですが、気になった費用があれば、勇気を出して担当者さんに聞いてみましょう。
これから賃貸で部屋を借りるという方は、この前編後編2回のブログで費用を確認してみてください!