賃貸で部屋を借りるときに必要なお金(前編)

お部屋を賃貸する時

賃貸でお部屋を借りるときってどんなお金がかかるか知っていますか?

不動産を買う人より賃貸で借りる人が多くなっているこの時代。

無駄なお金を支払わず納得して生活を始められるように、まずは費用面をしっかり把握した上で住むところを検討しましょう。

今回はその前編です。

敷金、礼金

賃貸を借りるうえでまず一番に思いつくのは、みなさんご存じの「敷金・礼金」です。

礼金というのは家主さんに支払うお金。

戻ってきません。

「なんで戻ってこないの!?」という声をよく聞きますが、一般的には家主さんは部屋をきっちり住めるようにしてから入居者さんに引き渡す義務があります。

なので、その費用をまかなう為であったり、共用部分のメンテナンスを充実させる為の費用にも使われるのです。

そして敷金はいわゆる家主さんに預けるお金。

家賃の滞納や故意過失で部屋を汚してしまったときに支払うお金を先に預けておくというものです。

もちろん、上記のことが起きなければ退去時に戻ってきますよ。

ただ、敷金の返還に関してはトラブルが多いので、何が故意過失で何が自然損耗なのかをしっかり分かっておきましょう。

またゆくゆくそれに関しても紹介しますね。

ここだけの話…

この敷金、礼金の額は入居者を選定するためのものだったりします。

家主さんもマンションには家賃を滞納しない方を入れたいと思っています。

敷金、礼金が少ないほうがもちろん入居者は増えますが、誰でも入れてしまっては入居後トラブルが起きる可能性があります。

そのトラブルの可能性を少しでも下げるために、敷金、礼金をしっかり払ってもらえる方限定で募集していたりするのです。

とはいえ、敷金、礼金は交渉によっては減らすことができますので、ダメもとでも必ず交渉を入れてもらうようにしましょうね!

火災保険料

賃貸で生活していて、もし火事を起こしてしまったり、水漏れなどで他の入居者さんに迷惑をかけてしまったときの為に、火災保険に入らないといけません。

賃貸で加入するのは少額短期保険といって、借りている建物に損害を与えてしまったときの家主さんに対する補償や、水漏れが起こった時の他の入居者さんへの補償、あとは自分の家具家電への補償も付いています。

金額は大体1年で8,000~10,000円くらいが相場です。

ここだけの話…

この保険は家主さんや不動産会社から紹介を受けることが多いですが、自分で保険会社を探して見つけるほうが安い時もあります。

その場合はあらかじめ不動産会社に相談して、最低付けておくべき補償額等を確認しておきましょう。

というか、私は自分で選ぶことをオススメします!

保証料

昨今の法律では、家賃を滞納しても家主さんは入居者さんを無理やり出て行かすことができません。

それは、入居者さんの「居住権」の方が優先されるからです。

もし悪質な入居者さんが、家賃を滞納しているにも関わらず居座ってしまった場合、家主さんは泣き寝入りするしかないのでしょうか?

その時のために、登場したのが家賃の保証会社です。

これは入居時と継続の保証料を保証会社に支払うことによって、入居者さんが家賃を滞納した時も家主さんが家賃を受け取れるようにするシステムです。

もし入居者さんが家賃の滞納をした場合、保証会社が家主さんに家賃分を支払って、保証会社はその入居者さんから滞納した分を請求します。

これで成り立っているのですね。

ただ、この保証料は一般的に入居者さん負担となることが多いです。

初期費用→家賃の50%~100%、継続費用→年間10,000円前後

私は、この費用も家主さんが支払うべきだと考えますが、中々そのようにいかないのが現実です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

賃貸で必要な初期費用の説明前編でした。

支払う金額は同じでも、何のためのお金なのかを知っていると知っていないでは大違いです。

次回はすこしトリッキーな費用の説明です。

次回紹介する費用は知らず知らずに支払っていることが多いので、必ずチェックしてください。

乞うご期待です。

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