不動産投資の基礎中の基礎は前回の記事でお伝えしました。
不動産投資のしくみが分かったところで、次は不動産初心者のサラリーマンが少しでも多く儲けるためのアドバイスを送ります。
目先の儲けばかりにとらわれるな。
不動産投資が世間的に過熱している今、不動産会社も初心者の投資家に目を付けて儲けようとしています。
もちろん不動産会社はボランティアではないので、不動産を売ってなんぼの世界。
不動産のプロに相談して、物件を提案してもらうのはもちろん大事ですが、ここで大事なことは
「不動産会社の言いなりにならないこと。」
もっと深くいうと、「目先の儲けばかりにとらわれるな。」ということです。
でも儲けは大事だよ?
儲けはもちろん大事!
ですが、不動産投資の初めの一歩はローリスク重視で始めるべきなのです!
ローリスクで始めるには、所有している(所有しようとする)不動産のエリアを熟知したうえで家賃設定や不動産の管理を行った方が良いということです。
10年以上不動産営業(売買、賃貸両方)に携わっている経験上、所有している不動産のエリアの特徴を知ったうえで家賃設定や不動産の管理、そして売却をすることが一番リスクを抑えて損をしない方法だと思います。
利回りや融資の金利も大事ですが、やはりそのエリアを知ることが一番のリスクヘッジに繋がるのは間違いありません!
エリアの特徴を知ろう
じゃあエリアを知るってどうすればいいの?
まずは、不動産は横に置いておいて、検討しているエリアにはどのような施設や駅があるのか、さらには歴史も調べましょう!
あなたが所有する部屋を借りる人はそのエリアで生活をします。
その人がどのように生活をして、どこに行くのか。
そしてどのような展望で退去していくのかまでを想像して、買う物件を検討できれば一番良いですね。
例えば、検討しているエリアが子育て世代が多い地域の場合、ワンルームマンションを無理して買ったところで需要は少ないです。
さらに深堀りしていくと、そのエリアに合ったファミリー物件を買ったとしても、普通のマンションだとライバルが多いです。
もちろんそのライバルより安い家賃で提供できれば最高ですが、この時代は中々そうはいきません。
家賃ではなく付加価値で勝負
それじゃあどうするのか?
それは、中身や付加価値で勝負することです。
実際に携わった収益物件の経験からすると、例えば
・ペットを飼えるようにする。
犬だと鳴き声で他の部屋からのクレームもあるかもしれませんので、「ねこちゃんが飼える女性向けの部屋」にしてみたり、ペットを遊ばせるスペースをこしらえてみるのも一つの手ですね。
意外とペットが飼える賃貸って少ないです。
・コンセプトを持った部屋(マンション)にする。
万人に向けての部屋ではなく、ニッチな層にターゲットを絞ることでライバルとの戦いを避ける方法。
室内の雰囲気をシックな感じにして「大人モダンなモテる部屋」にしてみたり、ワンルームの狭い部屋だとしてもパソコン作業ができるようにワークスペースを作って「作業部屋風」にしてみるのも面白そうです。
・あなたが物件のことを発信して「安心して住める部屋」だということを知ってもらう。
無料で開設できるブログで空き情報を発信したり、「このマンションのオーナーはこんな人です」という感じで潜在顧客に安心感を持ってもらうことも付加価値に繋がると思います。
SNSも駆使した時代に合った方法です。
そしてこれら全てが「目先の儲けばかりにとらわれるな。」ということに繋がるのです。
まずは利回りより場所から。
儲けが少なくても場所を知り、その特徴に合った物件を見つけてプロデュースすることで、次の物件に繋がります。
不動産会社のアドバイスももちろん大事ですし、不動産営業がいなければ物件も見つかりませんが、それ以上に自分がそのエリアに足を運び調べ勉強しましょう!
まとめ
何度も言いますが、今は不動産を転がして簡単に利益を得られるほど甘い時代ではありません。
まずは自分の足で確かめて、勉強をし(頭でっかちはだめですよ)、常に面白いことを考えながら不動産投資を楽しんでみましょうね。