例えば、知らない地域に引っ越すことになったとしましょう。
物件をインターネットで調べてみたものの、地域のことをよく知らないので不動産会社に相談に行きたい!というとき、あなたはどこに問い合わせますか?
ここでは、どのような基準で不動産会社を選ぶべきかを考えてみましょう。
大手と個人店はどう違う?
普段は気にせずに生活していますが、実は不動産会社って街にとってもたくさんあります。
小さい会社(個人店)やCMとかにも出ている有名なお店(大手)等…
規模が違うと不動産会社はどのような違いがあるのでしょうか。
まず決定的に違うのは、当たり前ですがパワーの差です。
ここで言うパワーとは資金力や人材の力のことです。
大手は不動産業界を引っ張っているだけあって、テレビCMや広告でバンバン宣伝をしています。
人材も多く、そのパワーで広い地域を網羅しているのです。
また、優秀な営業さんも一定数います。
じゃあ大手は安心なの?
実はそうとは限りません。
基本的には紹介で無い限り、こちらから営業さんを選べません。
厳密にいうと、営業さんを指名することはできるかもしれませんが、ホームページのスタッフ紹介だけでは、営業さんを選ぶには情報が少なすぎるのです。
新入社員さんが付く場合も
大手では担当に新入社員さんが付く場合が結構な頻度であります。
※不動産会社って業界的に社員の入れ替わりが結構多いんです。
誤解しないでください、もちろん新入社員さんが悪いわけではありません!
誰もが最初は新入社員なのですから。
悪いのは、その営業さんへのフォローがしっかりできていない場合です。
新入社員さんはまだ素人かもしれませんが、こちらだって素人です。
新入社員さんが上司に聞いた答えが曖昧だったり、きちんとした答えが返ってこないと、まともなお部屋探しにはなりませんよね。
個人店はどうなの?
多くの場合、個人の不動産会社の社長は、サラリーマンから独立し、数少ない人員で営業をしています。
独立するくらいですから、それなりに成果を上げてきたので営業に自信があるわけです。
実際に個人店の社長はとてもやり手な人が多いです。
じゃあ個人店にするべき?
もちろんそれだけで判断はできません。
会社自体の人数が少ない分、エリアが限られがちです。
広い範囲でたくさんの物件の中から選びたい人にははっきり言って不向きです。
その場合は大手の不動産会社で相談をして、そのネットワークを駆使してもらいながら探しましょう。
個人店を選ぶメリット、デメリット
個人店はエリアが限定されている分、狭い地域の情報はどこにも負けないことが多いです。
そりゃあ社長が得意なエリアで勝負しているので。
なので、ある程度のエリアが決まっている場合には個人店の方がいいかと思います。
具体的には3~4駅の中で見つけたい人はそのエリアで営業している個人店を選ぶのが良いです。
ただこれも全ての個人店に当てはまるわけではなく、クセの強い個人店に当たってしまわないよう、ホームページや口コミを見てから判断しましょうね。
大手を選ぶメリット 、デメリット
大手を選ぶメリットはまず安心感。
コンプライアンスや印象には気を付けているので無難な対応をしてもらえるところが多いですし、上記で話した優秀な営業さんに当たれば、大手のネットワークの中から良い物件をピックアップしてもらえると思います。
しかし運が悪いと、ハズレの営業さんに当たってしまい無駄な時間を取られて、結局他の不動産屋さんにも行くはめに…なんてこともありますので気を付けてください。
ただそればかりは気を付けられないですけどね…笑
まとめ
結局はその人に合ったお店を選ぶのが重要です。
選ぶポイントは、安心感の大手か地域密着の個人店か。
もしセカンドオピニオン的に何件か不動産会社を回りたいときは、大手ばかりとか個人店ばかりとかではなく、大手と個人店にそれぞれ行ってみて自分に合うところを選びましょう。
個人的には…
あっきー的には、地域密着の個人店にどっぷり浸かって地域の情報を聞き出したい派です。
ここのマンションのオーナーはどんな人なの?とか、この辺でおすすめのお店は?とか、物件以外のことも教えてもらえるくらい、がっつり仲良くなりたいです。
みなさんはどちら派ですか?
賃貸で部屋を借りるときに必要なお金(前編)