【売買】不動産を購入するときにかかるお金を把握しよう(後編)

不動産を購入する時

不動産を購入する時に必要な費用は様々なものがあります。


前回は仲介手数料と銀行にかかる費用を説明しました。


今回はその他に必要な費用をお教えします!

登記費用

まずは登記費用。

登記というのは不動産の権利を公示して権利を主張することです。

要は、「この不動産は私のものだ」という権利を得るために行う手続きのことです。

所有権が有名な権利ですね。

ここにかかる費用は、一般的な住宅で10~50万円ほどです。

費用が上下する要因としては、まず①不動産の評価額の大小で変わります。

評価額が高いというのは、不動産の立地が良かったり、土地や建物が大きかったりすることです。


あとは②住宅ローンで銀行からお金を借りる額が多いと登記費用が高くなります

これは不動産に抵当権という担保権を設定する際に、その金額が大きいと税金がたくさん課されるのです。

抵当権というのは、借りたお金を返せなくなったときにその不動産をお金に変えますよと言える権利のことです。

最後に③司法書士の先生に依頼する手数料で変わります。

ここは司法書士の先生に交渉しましょう。

この登記費用は不動産を購入するうえで欠かせませんので、この費用のからくりもしっかり覚えましょう。

火災保険料



住宅ローンを組む際、火災保険に必ず加入しなければなりません。

これは住宅ローンの途中に家が燃えてしまった場合の保険を必ずかけてねという銀行からの指示です。



これは保険会社に支払うのですが、毎月払いにしても良いし、5~10年の長期で支払う人もいます。

長期の方が割安になるので20~40万円ほどで10年分を払う人が多いです。

大きなお金を用意できないという人は月額数千円から支払うことも可能ですよ。

ここで大事なのはどのプランが自分にとって一番合っているかです。

大きな川が近くにあれば水災に備える必要がありますし、高級な家具をたくさんお持ちであれば家財の補償を多めに取らないといけませんね。


ここでも無駄な出費にならないように、火災保険の担当者にしっかり聞きましょう。

固定資産税などの公租公課



不動産を所有するとかかるお金の一つに固定資産税があります。

この固定資産税を売買の時に清算します。


基本的には、不動産の所有権が変わった日を境に清算するのですが、一般的には売主が1年分を支払っていますので、所有権が渡った日から締め日までの分を買主が売主へ支払うという流れになります。

ちなみに、関東では1/1が起算日で12/31が締め日で、関西では4/1が起算日で3/31が締め日というのは日本での慣習になっています。

この固定資産税も不動産によって大きく額が変わるので一概にどれくらいかかるとは言いにくいですが、一般的な住宅であれば5~20万円くらいです。


これを日割り清算するという形ですね。

管理費・修繕積立金の日割


分譲マンションを購入した場合、管理組合に毎月管理費・修繕積立金を収めるのですが、これも日割で清算します。

これは月額ですので、月の何日に所有権を移すかで日割り清算します。

マンションの管理費・修繕積立金は大体月額1~3万円くらいですのでこれを日割する形ですね。

まとめ



いかがでしょうか。

不動産を購入するには色々なお金や人が動きます。

基本的には不動産会社が全て取りまとめてみますが、自分で調整できる費用は無駄の無いようプランニングしましょうね。

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